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【独り占めできる絶景!】蔦沼は奥入瀬渓流と合わせて行くべき秘境スポット

奥入瀬渓流の旅と共にぜひ行ってほしいのが「蔦沼」。奥入瀬渓流の上流からさらに北西の方向にある秘境の地です。あまり知られていないからかまさに
「秘境」という表現がぴったりの場所。

前回紅葉の時期に蔦沼を訪れたときは雨が激しく降っていたので、泣く泣くあきらめたのですが、今回、新緑の季節にリベンジしました。

訪れてみて、ここは絶対行くべき秘境スポットだ!って感じたので、紹介させていただきますね。

1. 蔦沼の魅力とは?

蔦沼ときいても??ってなってしまう方が多いかと思います。でもこの写真は見たことがあるのでは?

観光用のポスターで「一度は訪れたい場所」として、よく紅葉の時期に紹介されていますよね。

蔦沼の魅力はなんといってもブナの原生林と木々が水面に映る姿。四季折々違う姿を見せてくれます。初夏にはホタルが見れるとか。また満点の星空が水面に映る光景も見れるそうです。

近くの奥入瀬渓流は観光地として有名なので季節によってはたくさんの人がいますが、ここ蔦沼はそんなに知られていないせいか、ひっそりと静か。

鳥の声と時々流れる水の音しか聞こえない森の中にいると、自然のパワーがみなぎるのを感じたり、マイナスイオンに癒さます。都会の喧騒から離れて、自然の中に身をおく贅沢なひととき。時間が過ぎるのを忘れてしまいそう。

2. 「沼めぐりの小路」を歩こう

まず起点となるのは蔦温泉旅館。蔦温泉は平安時代から続く、1000年の秘湯だとか。この旅館は100年以上前から経営されているそうです。なんとも趣のあるたたずまいですよね。

ドライブではこの旅館を目印に。無料駐車場があります。また奥入瀬渓流とつなぐバスもあります。蔦沼に行くためには「沼めぐりの小路」を歩きましょう。旅館を正面にして右手に入口があります。

散策コースはこちら。ゆっくり歩いて約1時間。約3キロの道のり。そんなに体力がない方でも歩けます。遊歩道になっているので迷うこともありません。

蔦沼は「蔦七沼」と呼ばれる7つの沼(蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼、赤沼)のひとつです。赤沼だけは遠く離れているので、この「沼めぐりの小路」は赤沼を除く6つの沼を巡ります。

3. 湖面のリフレクションで有名な蔦沼

歩き始めてまず見えてくるのがこんな世界。

ブナの原生林です。思わず深呼吸したくなります。
そしてこんな世界も広がってきます。

水がとっても綺麗なので、周りの木々が鏡のように映っています。

入口から一番近いところにあるのが「蔦沼」。入口から10分程度です。

あいにく曇りのお天気だったけど、それでもこの美しさ。だれもいないからしーんとした中で、この絶景を独り占めしちゃいました。

紅葉の時期は日が昇る前からフォトグラファーたちが撮影チャンスを待ち構えている、超人気スポットに様変わりしますが、季節を外せばだーれもいません。(コロナ渦だったからというのもありますが)

このまま引き返してしまう人もいるようですが、それはもったいない!蔦沼の魅力はまだまだこれからです。

4. 神秘的な小さな沼たち

奥入瀬渓流との一番の違いはやっぱり沼。渓流のような水が流れる音がしないので、どこもひっそり静か~な雰囲気です。

蔦沼を過ぎてから最初に見えるのが「鏡沼」。名前のとおり鏡のように、周りの樹木や朽木が映り込んでいます。なかでも水面から生えているように見えるふわふわと茂っている緑の草のようなものがとっても神秘的です。「オオカサスゲ」っていうそうです。

その次にみえるのが「月沼」。うっそうとした森に囲まれています。

月沼という名前の由来は、夜になると月の姿が映し出されるから。昔は蔦温泉旅館に泊まっている文人たちが、夜になるとこの月沼に来て月を眺めながらお酒を飲んだとか。月見酒・・・なんとも贅沢な時間ですね。

ブナ森が続きます。

エメラルドグリーンの「長沼」が見えてきました。

「菅沼」にはベンチがあって、ちょっと休憩。ずーっと眺めていられる景色が広がっています。

「瓢箪沼」ではカエルの大合唱。カエルの声を聞くなんて子供のとき以来かもしれない、なんて思いながら歩きます。

5. 奥入瀬渓流と似た苔や水の流れも

この森には沼だけでなくて、ところどころに小さな渓流もあります。苔に覆われた木や岩もたくさんあって、奥入瀬渓流と似ているところもたくさんあります。

6. さいごに

「瓢箪沼」を過ぎるとすぐ終点です。おみやげ屋さんの右側の草むら、蔦温泉旅館のすぐ近くに出てきます。

温泉で歩いた疲れを癒すのもよいですね。蔦温泉旅館では日帰り温泉もあります。
(コロナ渦では営業されていない可能性もありますので、事前にご確認ください)

「沼」というとなんかどんよりしたイメージだけど、この蔦七沼は「清水」です。どの沼も鏡のようにまわりの景色が映り込んでいて、なかなか見ることができない絶景ばかりです。

ここはひっそりとしたブナ森の中を歩きながら、鳥の声だけしか聞こえない癒しの空間です。奥入瀬渓流は交通の便が良いぶん、車の音がしたり、人が多くざわざわした雰囲気もありますが、この蔦沼は車道からはかけ離れた、静まり返った森の中にあります。

奥入瀬渓流に来たら、ぜひ蔦七沼まで足を運んでいただきたいです! ほんとに素晴らしい世界が広がっていますよ!

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蔦温泉旅館(ここを目安に行ってくださいね)

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