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【スプリット観光で体験したい6つのこと(Ver.1)】ディオクレティアヌス宮殿からスタート!

スプリット(Split) はクロアチアで首都ザグレブの次に大きな都市で、アドリア海沿岸の街。
1700年の長い歴史があり、旧市街全体が世界遺産に登録されています。
ドブロブニクほど日本では知られていないかもしれませんが、同じくクロアチアを代表する観光地です。
港ではたくさんのクルーズ船から降りてくる観光客の姿も見られました。

スプリットの旧市街は古代遺跡がそのまま庶民の居住区になってしまった不思議な街。
古代ローマ時代にタイムスリップしたような感覚に浸るとともに、そこで暮らす人たちのおしゃべりが聞こえてきたりして、なんとも不思議な光景です。

そんなスプリットの街の魅力をぜひ堪能するために、ぜひ体験していただきたい6つのことをまとめました。長くなりますので、2回に分けてお届けしますね。

1.ディオクレティアヌス宮殿で古代ローマ時代にタイムスリップ

ディオクレティアヌス宮殿は4世紀初頭、古代ローマ皇帝のディオクレティアヌスが晩年を過ごすためにスプリットに建てた別荘です。
ディオクレティアヌス皇帝は皇帝崇拝を強要するため、キリスト教を迫害したことで知られています。

宮殿内にはいると、いきなり古代ローマ時代にタイムスリップしたような感覚に。
古代ローマ時代の建造物がイタリアから海を渡ったクロアチアにもあるなんて。でもそれは現代の視点から。
古代ローマ時代はアドリア海を囲む地域一体はローマ帝国の一部でした。だからスプリットに別荘を持つのはそんなに難しいことではなかったのでしょう。古代ローマ帝国の力がいかに大きかったのかを感じます。

石が一つ一つ積み上げられて造られた宮殿内はこんなかんじです。

地下室もあり、地下室は地上階の皇帝の住居と同じ設計になっていて、地下室が地上階を支える構造になっています。
地下独特の光の加減があって、ミステリアスな雰囲気。地下はお土産屋さんと博物館があります。博物館にはワインやオリーブオイルの製造所などがありますよ。

ディオクレティアヌス宮殿は、皇帝の死後荒廃していましたが、7世紀ごろ、スラブ民族の襲撃を逃れたサロナの街の人々が宮殿に逃げ込み、そのまま生活するようになり、現代に至る、という珍しい歴史があります。そのせいか、ローマの遺跡と違って、スプリットでは宮殿が街の人々の生活に溶け込んでいるような不思議な感覚があります。

2.大聖堂の鐘樓に登って絶景を堪能する

八角形の大聖堂に寄り添うようにそびえる、高さ66mの鐘樓は中世に建てられたもので、スプリットの街のシンボル的存在です。
大聖堂だけ見学して、鐘樓はパスする方も多いそうですが、ここはぜひ、鐘樓に登りましょう!
180段の階段を登ると、スプリットを360度見渡せる絶景が待っています!

階段は写真で見るより、急で狭いです。十分気をつけて登ってくださいね。

階段の途中、柱の間から見える景色も素敵です。


そして。。。

鐘樓のチケットは大聖堂、礼拝堂、クリプト(地下礼拝堂)、宝物殿、洗礼堂にも入場できる共通チケットで6ユーロ(2019年9月時点)です。

3.世界一狭い、面白い名前のストリートを通る

ディオクレティアヌス宮殿には「世界で最も狭いストリート」のひとつと言われる道があります。
洗礼室(ジュピター神殿)のすぐ隣にありますが、「最も狭い」と称されているだけあって、ちょっとわかりにくいです。

「ストリート」というより、建物と建物の間のミゾみたいなイメージです。ですので実際に足を運んでみると、「え、これが道なの??」といったかんじでストリートというイメージとはかけ離れています。

そして、そのストリートにはちゃんと名前がついていて、その名前とは・・・

「通らせてくれ通り」(Pusti me da prodjem) (英語:Let Me Pass Street )
面白~い!! 通る人々の思いそのもの!

人一人通れるくらいの幅しかありませんが、一方通行ではない様子。お互いに譲り合いあいながら、通るようですね。

わかりにくいですが、けっこうにぎわっているので、見つかると思います。ユニークな体験なので、ぜひ通ってみてくださいね!

4. 次回に続きます・・・

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